ユニバーサル・ダイブ・コンピュータ・PC・インターフェース(Universal Dive Computer PC Interface)UDCI

ダイビングコンピューターのメーカーや機種に依存しないで、共通のインターフェースで何でも繋いでしまおう!と言う、怖い物知らずと言うか、何とも大それた企画です。対応(するはず)機種の一覧はずっと下の方です。

なお、当HPは、自分の覚書的な要素が強いので、だらだらと長く成っています。見て下さった皆さんには申し訳無いのですが、悪しからず。
また、現在このページは随時更新していますので、ご注意下さい。

安全なダイビングの為の必須アイテムであるダイビングコンピュータですが、今では多くのダイコンにログ・プロファイルをPCにダウンロードする機能が搭載されています。しかし、このPCインターフェース部は多くの場合標準添付では無く、かつメーカー・プロプライエタリーで価格も非常に高価です。私には機能に見合った価格設定とはとても思えません。
基本的にダイコンが電池駆動デバイスで有る事と、純正インターフェースの多くがPCのCOMポート接続で有る事等から、汎用的なインターフェースの作成が可能で有ろう事が想像出来ます。
そこで、手持ちのダイコンはSUUNTOのSolutionαとStingerだけですが、今回汎用インターフェース(UDCI)の製作に踏みきりました。以下その顛末です。

PC側と連携する事によるメリットは人それぞれでしょうが、ログデータの一元管理、プリントは言うに及ばず、深度グラフ、窒素残留グラフ等の表示も出来、また反省も出来ます。SUUNTOの場合は、サンプリングレートの変更はPC経由でなければ出来ません。
また、連携とは別に、ソフト単体でのシミュレーション機能を持った物も有ります。

●開発コンセプト
・小型・軽量で使い易く、取回しが楽な事。俗に言う「軽薄短小」です。
・インターフェース回路を工夫する事により多くのダイコンに対応出来る事
 ここがミソですが、何故汎用かと言えば、どうせ作るなら幅広く色々使えた方が良いに決まっているから、だけです。それだけ!頭の体操にも成りますし。

更に
・電源レス
 一般的なノートブックのCOMポートからの給電で動作する事は当然として、ハンドヘルドPCやPDA等からも・・・
・UDCI回路部はD-SUB9ピンコネクタシェル内に組込む為、基板サイズ14mmX16mm。
 これによりインターフェースを意識する必要が全く無くなり、外見は単なるコネクタの付いたコードです。
・UDCI回路部と、ダイコンへの接続部とを分離して考える。
 ダイコン接続部を機種対応にする(せざるを得ない)事で、全体としてシンプルに汎用化を実現する。
・折返しは除き、D-SUB9ピンとの必須接続線数を減らす。手間もテストも簡単。
・UDCI回路部とUDCI接続部とは機種毎に一体(ペア)とする。
 通常の使用で、これらを外して繋ぎ変える事は想定しません。
・当然ですが、ダイコンに対してリード・ライトの双方向通信が可能な事。
 一部インターフェースの紹介記事等ではリードのみと言う物も見掛けます。

●UDCI回路部(電気インターフェース)
○使用環境
PC側ノートPCは無論、将来を見据えて?ハンドヘルドPC等での動作を狙います。
ダイコン側基本的に電池動作なので、ラインドライバを3.3V駆動する事で、下記信号極性がどちらの場合でもCMOSスレッショルドを超える事が出来、電気的には殆どの機種に対応出来ると考えます。更に、3.3V駆動とする事で、ダイコンを壊す危険を極力回避する事が出来ます。

○汎用化の為の考察
各ダイコンのインターフェースの情報収集の結果、以下のモードに分類・整理します。
モード送受信コンタクト信号極性対応機種
00独立正論理SUUNTO Solution / Alpha / EON
01独立負論理対応機種無し
10共通正論理MARES、UWATEC Aladin family
11共通負論理SUUNTO Stinger、その他Solution系以外
以下記述でモード0Xの場合、実質的にはモード00のソリューション系のみの為、機種を記述する場合はソリューション系とします。また、同一モードに複数メーカーの機種が存在する為、インターフェース回路部に関しては、以降、機種での表現は極力避け、上記モードで表現する事とします。
上記モード1Xに属する機種は共通して、ダイコンからのデータ受信時はTxDをマイナスにホールドします。
また、信号極性はインターフェース・ダイコン間の接続において、下図Fig1の場合を正論理、Fig2の場合を負論理としています。厳密には、更に信号の反転・非反転の組合せが考えられますが、調べた限りで非反転に該当する機種が無い為反転のみとしました。
UWATEC Family では、センス信号として交流信号が使われています。


その他、当初、動作確認の意味で回路的にOPアンプも試しましたが、汎用の場合、マイナス電源をどうするかが大問題と成ります。例えばUWATECのインターフェース等で定番で使われるRTS(7)は、スントのダイブマネージャーではコントロールされない為マイナス電源を得られません。その為PC側ソフトに依存せずに動作させる必要からDRTからの給電のみで動作可能な回路にしました。必要結線数も減りますし・・・・
この分類結果を基に作成したUDCI回路部は、上記全てのモードに対応可能で、ほぼ全てのダイコンに対応する?事を狙います。

○回路説明
電源部は、低電圧動作(3.0V〜5.5V、最低2.7V)・低消費電流(無負荷時0.3mA、19200bpsドライブ時12mA程度)・単電源のRS232Cラインドライバ(SP3222ECA)を駆動する為、DTRからの給電により3.3Vの低ドロップアウトレギュレータ(L1087MXP-3.3)で安定化します。
UWATEC以外と対UWATEC時で、レシーバー回路の動作が大きく異なります。
UWATEC以外では、回路構成は回路図の通りQ1,R2〜R6は不要で(ブロック図も参照)、ラインドライバーIC1個と抵抗1本だけで、トランスミッター&レシーバーを各1個使うだけの何の変哲も無いシンプルその物の回路で、ラインドライバーとレベルシフターを兼ねる事で、PC側ポートドライブ能力の影響を極力避けて、ハンドヘルドPC等、より多くのPC環境で安定した動作を期待出来る事と、上記の通り、各ダイコンの動作を分類・整理した事によって、非常にシンプルに汎用インターフェースを実現している点です。
UWATEC時のレシーバー回路は、ダイコンとの入出力アイソレートの関係でより高電圧が必要な為、余ったトランスミッターにレシーバー出力を反転入力し、レシーバー出力と同相の±5.5V信号を得ます。ダイコンとの入出力のアイソレート/レベルシフト(R4〜R6)の為、やや複雑(ブロック図参照)に成っています。出来ればもっとシンプルにしたかったのですが、再現性と書込みの安定性からは止むを得ない選択と考えます。と言っても、部品点数では、デュアルOPアンプを使ったインターフェースよりも少なく成っています。

ちなみに、UWATEC の DOS 版 Data Talk では Unit system(Metric/Imperial)と Buzzer(on/off)の書込み設定しか出来ません。意味有るのかな??
あくまで機種依存ですが、ソフトの対応次第で、Max.pp02, Air reserve, Breathing sensitivity 等(意味不明)の設定が出来るみたいですが・・・。
で、結果はUWATECの書込み対応を除けば、全体として大げさなネーミングに反し、拍子抜けする程簡単な回路に成ってしまいました。シンプルな考え方大好きです。

要するに、基本的なモード切り替え(ダイコンの機種対応)は、J2/J3間のショート/オープン(これらは、S1〜S3のジャンパーランドで設定します)と、ダイコンコンタクトへのJ1〜J4の接続(配線)のし方で対応します。ねっ、シンプルでしょう?アイデアだけで勝負です!
※19200bpsはアラジンのDOSインターフェースの場合を参考にしました。(19200,n,8,1)

ダイオードはショットキーバリアーダイオードで、汎用或いは1S3〜1S10等の低電圧整流用で可。
通常RS232Cポートに使われるドライバICの電流ドライブ能力は、電圧スイング幅の違いこそ有れ、容量負荷をドライブする関係から少なくとも50mA程度は有るハズですので、このインターフェース回路を問題無く動作させられるものと思われます。
但し、ハンドヘルドは良いとしてPDAでの電圧スイングは3V程度で、L1087MXPのドロップアウト電圧が約1.2V有る為、PDA接続時は素直にレギュレーターをバイパスする必要が有ります。
回路デザインの方向性を決めた後、入手可能な物の中から如何に目的に適ったスペックのICを選別するかが重要です。この点、今回のレギュレーターICはオーバースペック(Max800mA)ですが。

○回路図

何故、アラジンとマレスでリードワイヤーの色が逆なのか?ちょっと気になります。

UWATEC 以外の場合と、モード10 UWATEC Aladin family の場合のブロック図。と言っても殆ど回路図そのままですが・・・

○基板
基板サイズの制限とラインドライバICの0.65mmピッチから、プリントパターンのライン幅を0.2mmとした為、手作業にしてはかなり微細なものに成っています。


初期プロトタイプのマスクと基板。1個も5個も、焼く手間は一緒なのと、歩留まりを考慮?してフォトレジスト基板一面に焼きましたが・・・作り過ぎ・・・
マスクは反転印刷し印刷面を基板に密着させますが、写真は印刷面です。


UDCI回路部はコネクタシェルに内蔵する為、外見上は単なるコネクタ付きのケーブルにしか見えません。
しかし、PDAの場合、そもそもD-SUB9ピンコネクタに接続出来るのだろうか?D-SUBに繋がるケーブルが付属しているのだろうか?知らない世界・・・・何れにしても、PDAの場合はD-SUBコネクタはインターフェースケースと言う事で良しとしよう。

○製作&チェック
・ピンセットとルーペ、15W程度の小型半田コテは必須です。爪楊枝も有った方がベターです。
・上記の様に、先ず基板の加工やコネクタのピン処理・配線を行います。
・インターフェースモジュール部は特にピッチが狭いので慎重さが必要です。
・データシートでは、SP3222ECAの電圧スイングは標準で±5.5Vと成っています。トランシーバー入力は通常プルアップしている為と、TxDは通常マイナスの為、RxDは - ですが、J3をグランドに落とした時に+5V以上に成ればOKでしょう。この電圧が5V以下であればチャージポンプ周り(C4〜C7)のリークを疑います。

作成時の注意点。

以下に、作成時の注意点を羅列します。
・全体に実装密度が高いのでハンダ付けの前に順序をイメージして下さい。
 ハンダ付けでのショート、ハンダボールには注意して下さい。
・チップ抵抗は1608サイズで特に小さい為、飛ばして無くさない様に注意して下さい。
・ラインドライバーのチャ−ジポンプまわりのリークで、±の出力電圧が影響されます。その為、特にチャージポンプ用のコンデンサ周りのフラックスは出来る限り取り除いて下さい。データーシートでは±5.5Vでバラツキにもよりますが、±5.6〜5.8V程度は出ます。

以下最も部品点数の多いUWATEC時の解説です。
・汎用の為、また基板サイズの制約の為、ショートランドと抵抗ランドを共用(R5)しています。
・各ランド(特にTr)は非常に小さい為、無理な力が掛から無い様に、またショートしない様に注意して下さい。今回手持ちの関係で使ったTr(2SC717)はリードが柔らかいのでその点安心ですが、それでもリードフォーミングはハンダ付けの前にして下さい。
・ダイコンとのDCレベル調整用抵抗R6(620K)は1/6Wディスクリート抵抗470K+150K等でJ1-J3間に接続します。

・ダイコンとのリード/ライト時、DCレベルが正しく設定されていれば、Log1に設定後、コンタクトから指を離しても通信に支障有りません。
 たまに、WLogの処理バーグラフで90%程度の時に指を離すとエラーに成る事が有る様ですが、多分通信プロトコルの仕様によるものと思われます。ずれ方にもよりますが、DCレベルの若干のずれ程度なら、リード/ライト動作中、共通コンタクトを触り続ける事で、正常に通信出来る場合も有ります。完全にずれている場合、その他回路が正しく動作していない場合は、全然反応しないか、エラーに成ります。
・R4〜R6は完全にアナログ的な設定に成ります。

 WLog のレディーのグリーンモニターの確認で、ダイコン接続時にレディーに成る事は当然として、ダイコン接続/未接続時共、各端子に単独で触れた場合に、状態に変化が無い事。ダイコン接続時の各モード設定操作時に、継続してレディーで有る事等で、正しくレベル設定されている事が確認出来ます。

なお、お勧め動作チェックですが、SUUNTOのダイブマネージャーにはインターフェースのループテスト機能が有るのでこれを使います。"pcif found on X"と認識されれば送受信回路共に機能していると判断出来ます。このテスト機能は単なるループテストなので、モード0X(ソリューション系)の場合にはJ2-J3(PLAN/ON-TIME/MODE)間をショートして折り返す必要が有りますが、その他のモードではそのままで良く、各モード共通でテスト出来ます。何故か、ちゃんと見つけた後も必ず見つからないと言って来ますがバグでしょう。

テストベンチ。3.3V用と、5.0V用の両電源を搭載している。


モード10(M10A) UWATEC用に組み上げたモジュール。インターフェース部と電源部。


プロトタイプをD-SUB9ピンコネクタシェルに入れてみたところ。
モード11(スティンガー用)を取り敢えずと、モード00(ソリューション用)をちゃんと収納。


インターフェースモジュール部と、3.3Vパワーモジュール部。
インターフェース部のリード接続が上のモード11の場合と異なるだけで、他は全く同じ。



コネクタシェルに以下の記号を付け、モードと2芯シールド結線を統一しておきます。
一度に複数作らなければ意味無しですが・・・・
記号モード2芯シールドケーブル結線備考
J1J2J3J4
M0000シールド

M1010シールド


M10A10

UWATEC Aladin Family
M1111

シールド

●UDCI接続部(物理インターフェース)
○SUUNTO Solutionα
ダイコンとの接続部分ですが、特に、ソリューションαの場合には、ディスプレイ面にコンタクトが有り、かつ、今回、本体コンタクトの操作性の悪さを補う為にタクトスイッチを実装した為、ダイコン装着時にディスプレイ画面が見えなければ成らず、この部分の構造が使い勝手に大きく影響する大変重要な部分に成ってしまいました。なお、タクトスイッチの実装に際して、UDCI回路部と接続した状態ではラインドライバーの入出力インピーダンス或いは寄生ダイオードの影響で折角のスイッチが機能しない為、一般的なステレオミニジャック等を使ってUDCI回路部と切り離す必要が有ります。
この結果、ケーブルから開放され、カードタイプのダイコン接続部だけをログ付けの為に持ち歩けるので、実際のダイブツアーでは、返って好都合と成ります。
※UDCIをPCに接続しない状態でソリューションαを接続すると、両コンタクト共にタッチされた状態と認識される為、ソリューションαは一旦アクティブに成りますがリセット状態が続く結果と成ります。
肝心なコンタクト部分は、基板コネクタから取外した接点部品を使って、ある程度のフリクションも得ています。現状では、左手の人差し指と親指でダイコンにホールドし、スイッチ操作は右手親指1本で行うスタイルです。スイッチ間隔が近いので同時に押すリセット操作も親指1本で楽々です。ただ、操作が簡単・楽に成った分、ダイコン本体の反応の鈍さ(遅さ)が気に成ったりします・・・

写真はプロトタイプの為ペーパーエポキシのユニバーサル基板を使っていますが、ディスプレイ枠部分の強度面からは、ガラスエポキシ基板が好ましいと思います。また、操作面側は補強とダイコンのホルダー(ベルクロやゴムバンド)付けを兼ねて別途覆う必要が有ります。
当然ですが、ダイコンコンタクト部との接続の為の穴径及び位置寸法精度が大変重要です。

ソリューションαの接続部、ダイコン接続側と操作側。何れもプロトタイプ。

ソリューションαに取付けた(載せた)ところと、コンタクト部構造のアップ。半透明の物体はセメダインスーパーX。


タクトスイッチを生かす為の分離コネクターにはヒロセの小型3Pのプラグ&レセプタクル(MQ172-3SACV&MQ172-3PA)を使いました。プラグが190円レセプタクルが130円もしました。たっ高っ。でも、小型で(今回関係無いけど)電流容量も定格で3Aも有ります。このレセプタクルは基板取付け部のリード間隔が非常に狭いので、結局接続部もパターンを起さなければ成らなくなりました。ガラエポ基板で後日作る事にします。
当初、UDCI接続部のコネクタを何にしようかと悩んで、先ず最初に頭に浮かんだのが2.5mmのステレオミニジャック(イヤホンジャック)。これなら基板取付けタイプでも極普通に手に入るはず。早速、秋葉原で部品探し、しかし3.5mmのステレオミニジャックならそこそこ種類が有るのですが、2.5mmは無い。ある部品屋さんで聞いた所出してくれました。100円でした。念の為にステレオ?って確認したのですが、帰って家で調べたら何とモノラル。だ、騙された。
コネクタ接続としたソリューション用のUDCI回路部の全景。


製作途中のガラスエポキシ接続部基板。ベルクロかゴムで固定出来る様に、また強度面から、プロトタイプより一回り大きくクレジットカードより一回り小さい大きさに成りました。強度的な問題(不安)は解消出来ましたが、流石にガラエポだと、1辺当り30個のドリル穴でもディスプレイ窓を空けるのは一苦労でした。


○SUUNTO Stinger
スティンガーの場合は、コンタクト部にL形ピンヘッダを使い、ダイコンとの接触圧はピンヘッダのフリクションに依存する方法ですが、信頼性には全く問題有りません。スプリングコンタクトピンも試しましたが、どうしてもサイズ的に大きく成ってしまう事と、1本400円と高価な為、実装サイズ、価格共に、ピンヘッダに完全にアドバンテージが有ります。
また、ソリューションの場合と異なり、スティンガーではUDCI回路部と接続部をコネクタで分離する必要は全く無く、更にダイコンを装着したままでダイコン側のモード変更等の操作も可能です。

スティンガー用コンタクト部と接続した様子。

今回不採用にしたスプリングコンタクトピンを使ったコンタクト部の例。


○SUUNTO Vyper
ここここにコンタクト部の写真が有ります。
後者ではPDAと、外部電源不用の接続が紹介されていますが、UDCIで採用したSP3222ECAはMAX233A(無負荷時4mA)の1/10以下の消費電流なのでUDICでもレギュレーターをバイパスすれば問題無く接続出来る事に成ります。インターフェースとしては、実績の有るRoli'sのインターフェースとインターフェースする為の昇圧目的でラインドライバーを使っています。う〜ん、有効ですが、インターフェースとインターフェース・・・あびせ倒し1本!

○SUUNTO Cobra
ここと、ここに写真。

○アラジン&マレス
アラジンとマレスはピンプラグでコンタクトするタイプなので、それぞれの一機種に適合するピン形状で同一メーカー他機種に適合するものと考えます。機種によっては違うかもしれませんが・・・
UWATECのインターフェースは、インピーダンスも高く約100Hzの交流を使っている等他メーカーとは大きく異なっており、ケーブル容量等の環境に敏感と思われます。

・アラジンのコンタクトプラグに関してはここに色々なアイデアが紹介されていますが、要するに1.30mmΦのピンが有れば良いみたいです。
私は画鋲がお気に入りです。
・マレスのコンタクトプラグに関しては、ここに写真が有ります。

コンタクト部は、皆色々工夫して作っている様なので、見ていると面白いです。探せばもっと見つかると思います。
やはり、実物を手元でじっくり観察しないと良いアイデアも浮かびません。

○対応機種リスト
UDCIは現在解っている範囲で、以下の機種に対応するはずです。
SUUNTOSOLUTION / Alpha / Eon

Spyder / Stinger

Cobra / Vyper / Vytec / Mosquito / D3
MaresGuardian / Tutor / Surveyor / Apneist
UWATECALL 2nd generation Aladin computers.(Aladin Pro
SporasubZenix / Raptor
赤字は動作確認出来た機種。
上記の他にも多くのメーカーの多くの機種に対応出来ると思われますが、残念ながら現時点では情報不足の為、詳細不明です。
上記機種の多くは、私は見た事も触った事も無い物です。

以下は、WLogがアラジンコンパチ機とする機種ですが、動作する可能性が高い為リストアップします。
※WLogが言う、コンパチ機の意味が少々不明確です。
SpiroMonitor 2 Plus / Monitor 3 Air
MaresGenius(Aladin Air-X clone)
CitizenHyper Aqualand / Pro Master

・動作確認PC
IBM ThinkPad A20m(ノートブック)
Fujitsu FMV-5133 NA2/W(ノートブック)

以下にメーカーサイトやその他で公開されているフリーのPC側ソフト等を一部紹介します。
SUUNTODive Maneger
UwatecData Trak

Dive Talk
MARESUDCL

アラジンのデータ転送ソフトは、本家 UWATEC の Windows版 DataTalk は純正の Memomouse でなければ使えませんが、DOS版 DataTalk(Ver 1.6)は、高速CPU用のパッチを当てる事で使えます。
また、Windows版ではWLog(シェアウェア)等が有ります。

●結果
 自分のダイコンだけが接続出来れば良いので有れば何の問題も無いのですが、ユニバーサル等と大それた事を考えた結果、回路でラインドライバー版、OPアンプ版と試作し、パターンもそれに伴いプロトタイプも含め5〜6回起し直す羽目に成ってしまいました。また、テスト用のICピッチ変更用のコンバーター基板も作成しなければ成らず、誰もやらない理由を身をもって体験しました。うーん予想通りですが、プロトタイプもゴロゴロ転がる羽目に・・・・そんなに要らん。

UDCIではその構成から、ダイコンとの低レベルインターフェース信号(±3V、20KHz程度?)をケーブルで引き回す事に成る為、ケーブル長の影響が少々気に成っていましたが、50cm程度のケーブル長では実用上全く問題無い事も確認出来ました。
ちなみに、アラジンのダイコン側のインピーダンスは1Mで、ダイコンからは約100Hz±3Vのセンス信号が出力されている為特に気掛かりでしたが、アラジンプロのテストでは、 1.8mの中継ケーブルの先にUDCIを付け、更に90cm程度の2芯シールド線の中2芯を使ったリード・ライト動作で問題無い事を確認しました。

今回の結果から、UDCIの基本コンセプトは、ほぼ全てクリアー出来たものと思われます。

考察
今回のUWATEC対応は3.3V電源で行いましたので若干複雑に成っていますが、反面メリットとして、トランスミッタの駆動電圧はSP3222ECAがチャージポンプによって自力で作成している為、DCレベルに大きな影響を与える駆動電圧が供給電源電圧にさほど影響されず、特にPDA接続時にレギュレーターをバイパスして直給電する場合においても安定した接続が期待出来る事です。

テスト中に、一旦取り付けたラインドライバーICを取外し、再度取り付けた所、機能はするのですが、チャージポンプの電圧が±5V弱しか出ませんでした。半田の熱により劣化したのだろうか?そのままテストした所A20mでは問題無く送受信出来ましたが、FMV-5133ではリードエラーに。SOP専用の取外し治具が無ければこのICの再利用は難しいか・・・・
ちなみに、半田をこってり盛って外したので、かなりの時間高温に成ったと思います。

残念ながら、現状では汎用とうたっているにも関わらず殆どの機種で動作確認が取れていない寂しい状況ですので、説得力に乏しい事は否めません。
3機種とは言え、モード10のマレス以外の各モード毎の機種テストをパス出来ているので、問題は無いかと思います。・・・・
また Aladin Pro での動作確認が取れた事により、多くのアラジンファミリーが一網打尽に出来ているはずです。
今後、時間を掛けてチョットずつ動作確認機種を増やして行く積りですが、PC側のソフトも絡む為簡単には増えないと思います。

さて、他機種のテストをどうするか・・・・・・

ところで、今回の情報収集で色々参考にした海外のDIY等のサイトでは、ダイコンの機種或いはメーカーにディペンドしたインターフェースの紹介記事は色々見掛けますが(何故か国内サイトでは見つけられませんでしたが)、それでもUDCIの様な汎用の発想の基に作られた物は見つけられませんでした。まあ、自分のダイコンだけが繋がれば良い事なので、必要が無いと言えばそれまでなのですが・・・。テストも出来無い事だし、仕方無いか・・・・。
先人が居たからこそ、UDCIが実現出来た事は確かです。
SUUNTOhttp://www.geocities.com/scubadiver_roli/english.htmlhttp://www.dcordes.freeuk.com/suunto.htm を参考にさせて頂きました。
MAREShttp://sport.supereva.it/focasubclub/tecnica.html?p が大変参考に成ると共に、今回のUDCI開発に大きな励み(私の考え方が間違っていない事の確認)を与えてもらえました。感謝です。
UWATEChttp://www.muenster.de/~matthias/aladin/indexe.htmhttp://www.tele.ucl.ac.be/PEOPLE/DOUXCHAMPS/aladin/english/home.html の情報が非常に参考に成りました。
特に、http://www.tele.ucl.ac.be/PEOPLE/DOUXCHAMPS/aladin/english/aladin_elec.html はアラジンのインターフェースの動作を理解(推測)する上で大変役立ちました。
その他、多くのHPを参考にさせて頂きましたが、残念ながら忘れました。

何故か、ヨーロッパのサイトが多かったです。字が読めんし、意味も解らん!絵だけが何とか解る程度と言うサイトが多く有りました。う〜ん、そう言えばダイビングはヨーロッパが発祥の地でした。と言う事で納得。

最後に、お約束事ですが、このHPを見て貴方がインターフェースを作成し、万一貴方の大切なダイコンが壊れても私は一切の責任を持ちません。貴方の責任と判断において行動して下さい。

ご意見、情報等